昔、海外ブランドのナチュラルミネラルウォータの販売の仕事をしていました。
その仕事のからみで、雑誌に記事広告を掲載するために、海原順子先生よりコメントをいただくことになり、先生の事務所を訪ねたことがありました。
海原先生も飲まれてる(確か継続して飲まれていたと記憶していますが、現在は?)ナチュラルミネラルウォーターについて、医学博士のお立場からご意見をいただきました。
そのとき、お水の話に留まらず、いろいろなお話を伺えました。
一つは、先生が趣味で始めた唄が高じて、コンサートを開くまでになられたお話。正直コンサートまで開かれていたとは知らなくて、驚くと同時に、海原先生のパワーに圧倒されました。
でも、そのパワーはただ激しいものではなく、女性らしい、優しく力強いパワーでした。
確かジャンルはシャンソンだったかな?
「唄はストレス解消にもなるのよ。」などととおっしゃってました。
このストレスの話から始まったのか、内容は女性の服装に転じました。
当時まだボディコンが流行っていて、先生はその細身の服装について、ボディコンもいいだけれど、どうして若い子たちは、皆同じ服装をしたがるのか。個性がなさすぎるとおっしゃてました。
皆が流行の洋服を追いかけて、その洋服を着て雑誌に出ているモデルさんの体系じゃないとダメくらいに思って、そっくり真似する傾向がみられる。
ちょっとぽっちゃりしていたって、それが可愛いのに。
それが個性にもつながるのに。
ボディコンが流行ったからって、洋服に自分の体を合わせるのではなく、自分に合った洋服を選ぶべきではないか。
流行の洋服を着るために、無理なダイエットをして、細身な洋服に無理やり体を押し込めて、ストレスになるようなことばかりをしている。
一方、ボディコンではない服を買おうと思うと、お店になかったり、あったとしてもしゃれっ気がなかったりして。売る側も、もっと考えるべきではないか。
ストレスは身体にとても悪影響を及ぼす。心も身体も病気になってしまうから、ストレスをためないように、ストレスを受けないように、自分で気をつけなければならない。
“○○さんのおしゃれをまねする”ではなくて、
自分らしく、自分の身体に合った、自分なりのおしゃれをすることが、本当の意味での女性としてのおしゃれなのではないか。そして、それが本当の意味での自立なのではないか。
っというような内容でした。
当時、かなり肥っていた私は、ボディコンを着たくても、とてもじゃないけど身体が入らない。では、ボディコンではない服を買おうと思っても、お店に置いてなくていつも困ってました。
身体に合う服は、中年おばさん向けにつくられた、非常に地味かど派手の洋服。特にウェスト回りの太さが強調されてしまい、とてもにかっこ悪い。身体のラインを隠しつつ、おしゃれができる洋服探しに苦労してました。これは母の影響なのですが、人と同じじゃ嫌。自分に似合った、自分なりのさりげないおしゃれを楽しみたいと、常々思っていましたから、海原先生のお言葉に共鳴し、後押しをしていただいたような気持ちになり、お礼を申し上げた記憶があります。
肥りすぎも良くないけれど、モデルさんの体系は誰もがなれるものではない。足の長さが違うように、体質も違うのだから、無理に細くしようとすると、身体に歪みが生じてしまう。
細くて長いのが全てではなくて、多少短くてポチャっとしていても、それを輝かせればいいのではないでしょうか?
その方がよっぽど健康的です。
若い芸能人の方たちの体系は皆同じ、「細身」な体系をされていますが、とても健康的には見えません。一般の若い方たちも細身の方が殆どですが、「隠れ肥満」の方も多いようです。細いけど、筋肉がなくて、体脂肪率が高い。
筋肉に対する、間違った認識があるんですね。
どうせ身体をつくるなら、不健康な身体をつくるのではなく、筋肉のある健康的な身体つくりをめざされては如何でしょうか?
筋肉をつくるというと皆ボディビルダーのようにムキムキになることを懸念しますが、あそこまではなかなかなれるものではありません。
筋肉を鍛えれば、形のある身体がつくれるということです。そして、鍛えた身体は心身ともに健康的にみられるのです。
筋肉の働きについての話は、HPのコラムの中でもふれていますので、ご興味のある方は
こちらをご覧ください。
海原順子先生のお話も、「心と身体のバランス」を保つことにつながると思います。
海原先生のHPは
こちらどうぞ。
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