私は絶対1人で生きていかれない。
今年はつくづく実感させられる。
私は虫が大嫌い!
小さな頃から、トイレに蜘蛛が出現すると入れない。
お風呂場にコオロギを見つけると、入れない。
部屋でゴキブリの姿を見ると、その部屋で寝られない。
必ず親を呼んで始末してもらうのだが、親もそうそう動いてくれない。
懇願する私を一言、
「死にゃしないから、グズグズ言ってないないで入っておいで!」
とか、
「むこうはあんたより小さいんだから、自分でやっつけておいで。」
と無常の言葉が返ってくる。
いつもピーピー泣いていた。
陽気が暖かくなるのは嬉しいけれど、虫がでてくるのには我慢できない。
今は、虫の姿を発見すると、即主人を呼びつけて始末してもらう。
これだけは、しぶしぶながらも動いてくれる主人。
なんともありがたい存在なのだ♪
それにしても、今年は蜘蛛とゴキブリに泣かされている。
今までは年に1匹姿を目にするかどうかだったのに、この1階の古い建物は、ゴキブリの好む住まいらしい。
春に姿を見かけると、私は即効でホウ酸団子を仕入れて、家中に撒き散らした。
絶対に姿を見たくない、執念が伺えるありさまになっている。
以来、家の中でゴキブリを見つけても、既に息絶えた状態だった。
ちなみに、ゴキブリの亡骸すら始末できない私。
ホウ酸団子が効いていると喜んでいたら、
今日はぴんぴん元気なゴキブリを発見してしまった。
台所の白い天井を、真っ黒なゴキブリがこっちへ向って歩いてくる。
なんともショッキングな光景。。。。
どもりながら、やっとの思いで主人に声をかける。
返事が聞こえて動く気配を感じるまで、主人を呼び続ける。
すると、主人より早く沙門が反応。
ゴキブリを追いかける沙門。
でも、相手が天井じゃ届かない。
主人はゴキブリに手が届かず、どうしたものかとただ見つめるばかり。
(さっさと片付けくれなきゃ、どっかへ行っちゃうのにー!)
すると沙門は決死の覚悟で足元が不安定なラックによじ登り、ゴキブリに向って飛びかかる。
なんとも頼もしい猫ちゃん。
でも、残念ながらゴキブリには届かない。
最終的には箒で落として、何度も取り逃がしながらも主人が捕まえてくれた。
沙門と主人に感謝!
私は君達なしでは生きていかれません。