●気虚
(疲れやすい・元気がない・少し動いただけで汗が出る・食が細い・朝なかなか起きられない)
胃腸が弱い人や、過労ぎみの人に多くみられるのが、身体に必要なエネルギーの「気」が不足したタイプ。
気が不足している人は、まず、過労を避けて、できるだけ気を消耗しないようにすることが大切です。
夜更かしや睡眠不足にも気をつけなくてはいけません。気が体内でもっとも効率よく生成されるのは、夜、眠っているときです。そのため、遅くまで起きていたり、眠る時間が少なかったりすると、十分にエネルギーを回復することができなくなってしまいます。
遅くとも、夜中の12時までには布団に入るようにしましょう。
また、暴飲暴食で消化器の機能を低下させることも、気虚の原因になります。食べたり飲んだりしたものを、気というエネルギーに変えるのは、消化器だからです。
特に、もともと胃腸が弱い人は、自分の胃腸のキャパシティを見極めて、身体に見合った食生活を送るようにしましょう。
気を補う食べ物には、米、豚肉、鶏肉、卵、山芋、ジャガイモ、豆腐などがあります。
これらの食べ物を適度にとることは大切ですが、身体にいいからといって食べ過ぎると、胃腸に負担をかけてますます気の不足が進むことになりますので、腹八分目を心がけてください。
気虚には、長く煮る調理法がよいとされています。煮物やスープ、おかゆなどを中心にするとよいでしょう。
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