以前に、「自分の身体に感謝する」 ということを練習したことがあります。
「自分の身体に感謝してますか?」
「自分の身体の細胞に感謝してますか?」
「身体を流れる血液に感謝してますか?」
「毎日絶え間なく働いてくれる内臓さんに感謝してますか?」
「いとおしい自分の身体に感謝してますか?」
当時の私の答えは、全て NO でした。
赤ん坊のときから身体が弱かった私は、死に掛けたこともありました。
気候の変化や疲労が続くとすぐ熱をだします。
隣に風邪を引いた人がいれば、必ず移ります。
一度寝込むと普通の人より症状が重く、注射が一本増え、起き上がれるようになるまで、人一倍時間がかかってしまいます。
今ではだいぶ丈夫になりましたが、回復力のなさはかわりません。
胃腸、肝臓が弱く、子宮内膜症に悩まされ、血液循環が悪く、代謝がなかなか上がりません。
重度な疾患はないものの、丈夫ともいえず、医者通いが絶えない自分の身体をどこかで恨んでいたように思います。
「何故、私ばかりこんなに苦しむの」
今でも心の奥で、こんな言葉を自分の身体に投げかけているように思えます。
初めて「自分の身体に感謝する」ことに目を向けたとき、多少流れがわるくても、私の身体には確実に血液が流れ、生かされている。
胃腸の働きが悪く、時間はかかるけれど、確実に消化して多少なりとも栄養分を吸収してくれている。
そう素直に思えて自分の身体に感謝することができます。
しかし、日常の自分の戻ると、そんな気持ちはすっかり忘れてしまいます。
最近、トレーニングをしていても、自分の身体がどう感じているのか、気にするようにしています。
“トレーニング”と思うと、自分の身体をいじめることばかり考えてしまいます。
「もっと苦しくなるまでやらなきゃ、弱虫だ」
「この目標をクリアしよう」
身体の声など無視して、頭で考えたことを優先してしまいます。
達成重量、目標数値ばかり追いかけて、身体は悲鳴を上げていることがほとんどです。
“頑張ろう”と思った瞬間から、身体にストレスホルモンが放出されます。
すると、身体の中では交感神経優位になり、血圧が上がり血糖値も上がり、内臓に負担がかかり、運動をしているのにかえって身体にストレスを抱えてしまいます。
自分が望む身体を手にするために、身体にとって辛いことをし続けてしまいます。
“疲労”を代償にしたときに、理想とする身体を手にすることができると思ってしまいます。
同じ辛いトレーニングでも、自分の思いが“楽しい”と思うだけで、分泌するホルモンが変わるのだそうです。
死にそうな顔をして、踏ん張るトレーニングではなく、
明るく、楽しくトレーニングを行う。
「あ~、しんどかったぁ。」
と、笑顔で頑張れるトレーニングをするように、心がけます。
すると、身体も心も鍛えられ、本当の意味での健康を手にすることができます。
今日も気持ちの良いトレーニングだった。
私の身体さん、トレーニングに付き合ってくれてありがとう。
多少、お腹の出っ張りが気になるけれど、文句を言わず、明日からも余計な物をくっつけないように気をつけるから、よろしくね♪
心の底からそういえるように、心がけたいと思います。
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