昨夜は睡眠薬なしで眠れた。 やった~!
先日、一度も目覚めず2日間眠ったままだった一件以来、主人に睡眠薬を取り上げられてしまってました。2日間眠ったままになってしまったのは今回で2度目。
これは自傷行為ではなく、たまたま薬が効きすぎてしまったこと。ちゃんと医師の処方通りに服用したんです。
一昨日はなんとか眠ろうと、本を読んでみたり、ソファで横になってみたり、いろいろ試みたけれど眠れず、明日の仕事に差し支えるからと、「今夜だけ、明日から呑まずに頑張る」と約束して薬を出してもらいました。
約束通り、なんとしても薬なしで眠らなければなりません。
あまり意識しすぎると強迫観念にかられてかえって眠れなくなるので、ゆったりと身体を温めて本を読み、自然の睡魔が訪れるのを待ちました。
しばらくすると、眠れるかもしれない気配が訪れ、いまがチャンスと本を閉じて沙門の柔らかい身体をさすっていたら、いつの間にか眠ることができました。
以前は眠れず一晩中起きていても睡眠薬の服用を拒んでいた私に、
「睡眠は必要なこと、ちゃんと眠むれるようにしなければ心身ともに病気になる。」
と薬を薦めた主人が、いまや薬に頼るなと取り上げる。
まるで薬物中毒の患者を扱うみたいに。
たしかに2日間飲まず食わず、トイレにも起きずに眠ったままの姿を見てれば、心配になるのもあたりまえ。「病院に入れるぞ!」の一言がでてもしかたがないです。
最近の睡眠薬は習慣性がないといいますが、一度薬に頼ると服用を止めるのが怖くなるんです。
それに睡眠薬は中枢神経に作用を及ぼし、神経伝達抑制します。特定のホルモン分泌を抑えたり逆に分泌を促す作用もあります。
麻薬のように幻覚などはおきませんが、長く常用していると血流が阻害され、腎臓や肝臓に負担がかかり、内臓疾患を引き起こす危険も考えられます。
一昔前は、精神的病は倦厭されていました。でも、いまは同情されたり、保護してもらえる傾向にあります。そのため、本人の病から脱する強い意志が損なわれ、病を長引かせてしまう気がします。
麻薬も睡眠薬も見方を変えれば同じ精神作用の薬です。
睡眠薬にしても、服用しないにこしたことはありません。
たとえ一晩でも自然に眠りにつけたことは、私にとってとても大きななことなのでした。
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