フィットネスクラブには、いろんな方がみえます。
元気はつらつで、マイペースで汗を流す方。
おなじみさんとのおしゃべりを楽しんでいる方。
ファッション感覚で、エクササイズにいそしんでいる方。
元気になりたくて、一生懸命に取り組んでいる方。
いろいろです。
フィットネスクラブのスタッフさんは、若い方が多いので、相手の呼吸に合わせてしまうために、お相手した方の「気分」に一喜一憂してしまうようです。
はつらつとしていらっしゃる方と接すると、自分もますます元気に振舞える。
しかし、どんよりとした方と接してしまうと、自分も気分が重くなってしまう。
自分の元気で跳ね返しているつもりでも、身体の中に留まってしまうようです。
恋こごがれているとき、ウキウキした幸せ気分が“ふわぁ~”っとしたオーラとなって、回りの人にも伝わります。
反面、風邪を引いていたり、疲労がピークに達していると、どんよりとした気分が相手にも伝わってしまいます。
直接お客様の身体に触れることになる私達も、ときたまどんよりとした重たい「気」が抜けずに、身体に留まってしまうことがあります。
私達の場合、自分の元気で相手のどんよりしたものを跳ね返すのではなく、包み込んで抜いて差し上げるように心がけています。
そのときに、自分が元気のない相手の波長に合わせるのではなく、たんなるパイプ役になるように徹します。
それでも、気付かぬうちに重たい波長に合わせていたり、どんよりオーラが自分の身体から抜けきれていないときがあります。
自分が疲れていたり、気分がのらないときでも、つとめて明るく振舞っているように心がけていますが、やはりちょっとした気の緩みで、重たい波長を出してしまっていることがあります。
相手に対する影響力を考えると、なんとも申し訳ないことです。
人と人との交流は、自分の気と相手の気の交流でもあり、互いにいろんな面で影響しあっています。
それが体調にも影響します。
お客様の身体をお預かりする仕事に携わっている以上、その方に対して影響力のある波長を流して差し上げる、施術者であり、トレーナーでありたいと思います。
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